自宅待機タイムズ

自宅待機を続ける世界中の人々と何かを分かち合うブログです。

「おうち時間」のうちに見ておきたい教養レベルの名作映画10選

お題「#おうち時間

 

こうも長引くと、動画配信サービス使いがちですよね?

 

こんにちは。

 

さて、首都圏の緊急事態宣言はなかなか解除にならないですね。

 

おそらく、みなさん自宅で過ごすうちに、動画配信サービスを使う機会も多くなったのではないでしょうか。

 

アニメやドラマ、リアリティショーのような息抜きの現代エンタメを楽しむのもいいと思います。

 

しかし、せっかく時間がある現在のようなタイミングでは、

じっくりと過去の名作映画を鑑賞してみるってのはいかがでしょうか。

 

映画が発明されてからすでに100年以上が過ぎています。

そうなると、文学や絵画がそうであるように、映画にも教養レベルの古典作品というものがあります

 

紳士淑女たるもの、たしなむ程度でもこういった名作に触れておくのが望ましいでしょう。

 

そこで今回は、「自宅待機という機会に見ておきたい、こういう機会でもなければ見なかったかもしれない教養レベルの名作映画」を10選の形で紹介してみます。

 

おうち時間に見ておきたい本当の名作映画10選

簡易に紹介していきます。

 

1.市民ケーン  

オーソンウェルズ監督。

 

実在の新聞王をモデルに、成功者を皮肉な視点でとらえた伝記映画です。

 

斬新なカメラワークや、ニュース映像を交えた構成、時間軸の入り組んだ語り口など、そのすべては現代映画の礎になったとされています。

巷でよくある「最も偉大な映画ランキング」とかの常連です。

 

「今見ても面白い」という意見と「今見たら大したことない」という意見がいつもバトっている印象もある作品ですが、

いずれにしろ、見てないとモグリという感のある名作です。

 

2.アラビアのロレンス 

デヴィッド・リーン監督。

これも実在の英国の将校ロレンスをモデルにした映画。

 

イギリス人ながら、オスマン帝国からのアラブ独立(反乱)を現地で率いた男ロレンスの半生を描いています。

 

彼を英雄視することについてはアラブ世界から批判もあるそうですが、

この作品は、単なる英雄談におさまらず、苦しさやつらさ、彼の罪悪性などもたっぷり盛り込んじゃってます。かなりヘヴィーです。

 

そして、この映画を名作たらしめているのは、

なんといっても砂漠地帯の息を呑む壮大な映像美

本当にすごいんです。

気が狂いそうになるくらい。

一度は見てみてください。

 

 

3.東京物語

小津安二郎監督。

東京で暮らす息子たちに会いに、おじいちゃんとおばあちゃんが上京旅行をする物語です。

家族とは何か、人間とは何かという永遠のテーマを、静かに語る日本映画です。

 

小津監督のこの作品は世界的に非常に人気があります。

ローアングルや正面からカメラを動かさない独特の撮り方は、世界の映画にはかりしれない影響を与えました。

 

4.甘い生活

フェデリコ・フェリーニ監督。

 

ローマを舞台に、ゴシップ記者マルチェロたちの派手で腐った生活ぶりを描いています。タイトルは皮肉です。

お祭り感、退廃感、芸術的な映像美、難解で詩的な構成などで知られています。

人生のすべてが詰まっているような感じのする作品です。

 

フェリーニ監督は、映画監督を主人公にした「8 1/2」や、ロードムービーの感動系傑作「道」も有名です。

 

5.第三の男

キャロル・リード監督。

 

あまりにも有名な犯罪映画。

映画やドラマに「観覧車」「下水道チェイス」「並木道」などが出てきたらほぼすべてこれが元ネタだと思ってもいいくらいです。

 

テーマ曲は、日本ではエビスビールのCMに使われおなじみです。

恵比寿駅の発着音と言えばわかるでしょうか。

そういうレベルのクラシックな作品ですので、ぜひ見てください。

 

6.地獄の黙示録

フランシス・F・コッポラ監督。

植民地主義のなれの果てを描いたコンラッドの小説「闇の奥」を、ベトナム戦争に舞台を置き換えて映画化した作品。

 

すべてが混乱している物語です。重たく、しんどく、イカれた映画です。

70年代以降の映画としては、世界最高レベルといっていいくらい非常に巷の評価が高いです。

 

ドンパチをやる戦争映画というより、人間の心の闇に迫る映画です。

主題歌はドアーズ。

 

7.メトロポリス

フリッツ・ラング監督。

 

映画にロボットアンドロイドが出てきたら、以後はこれを思い出してください。

 

それくらいに「原典」扱いされてる映画です。

 

AIやシンギュラリティといった言葉をここまで頻繁に聞く現代にこそ、こういったSFの古典を見返してみましょう。

 

8.羅生門

黒澤明監督。

巨匠のよく知られた名作で、日本のゴーストストーリーの傑作です。

文士・芥川龍之介の「藪の中」を原作にしつつ、舞台とタイトルは「羅生門」とした映画です。

語る人によってものの見方は違うよね、人間ってなんだろうね、というテーマです。

 

 

9.2001年宇宙の旅

スタンリー・キューブリック監督。

私見では、宇宙SF映画はこれ以降ほとんど進化してません

静謐で完全なアート映画です。

 

10.めまい

アルフレッド・ヒッチコック監督。

サスペンスの神様と呼ばれる監督による、男女の愛と狂気、執着をテーマにした傑作です。精神病的な現代人の姿を描き出します。

巧みな語り口と驚きを呼ぶ脚本、奇抜な映像ギミックがものすごい水準で絡まった作品。

この映画で使われたドリーズーム撮影を「めまいショット」と呼びます。

近年、評価がさらに高まっている作品です。

 

教養としての鑑賞

さて、10選はほんの氷山の一角ですが、

教養としての鑑賞をして損はない作品ばかりを集めました。

 

人によっては「お勉強」気分になっちゃう作品もあるかもしれませんが

まあその…「お勉強」って、大事じゃありません?

 

私も、もっともっといろんな古典映画を見て精進しようと思います。

それでは読んでいただきありがとうございました。

 

 

自己紹介とご挨拶

皆さん、はじめまして。

おおはら と申します。

 

東京都内在住、30歳過ぎの男性です。

仕事はメディア系の会社員…を退職しました。

 

新型コロナウイルスが猛威を振るう2020年春、

自宅待機を続ける身でございます。

 

このたび、皆さんとそんな日々の悲喜こもごもを共有したく思い、

ブログを始めてみました。

 

軍資金は政府からもらえる予定の10万円

 

ですので、はてなでProを登録してみたものの、

「使い方がわからないなあ」とぼんやり画面を見つめながら、

まずはこの記事を打っているところです。

 

雑記ブログになりますが、

自宅での過ごし方

映画や文学などエンタメ・カルチャー関連

ニュースへの分析

が主になってくると思います。

 

それでは記事を書いていきますね。

ひとまずよろしくお願いいたします。